varSampStable

データセットの標本分散を計算します。varSampとは異なり、この関数は数値的に安定したアルゴリズムを使用します。動作は遅くなりますが、計算誤差を低く抑えます。

構文

varSampStable(x)

別名: VAR_SAMP_STABLE

パラメーター

x: 標本分散を計算したい母集団。 (U)Int*, Float*, Decimal*.

返される値

入力データセットの標本分散を返します。Float64.

実装の詳細

varSampStable 関数は、varSampと同じ数式を使用して標本分散を計算します。

\sum\frac{(x - \text{mean}(x))^2}{(n - 1)}

ここで：

x はデータセットの各個別データポイントです。
mean(x) はデータセットの算術平均です。
n はデータセットのデータポイントの数です。

例

クエリ：

DROP TABLE IF EXISTS test_data;
CREATE TABLE test_data
(
    x Float64
)
ENGINE = Memory;

INSERT INTO test_data VALUES (10.5), (12.3), (9.8), (11.2), (10.7);

SELECT round(varSampStable(x),3) AS var_samp_stable FROM test_data;

レスポンス：

┌─var_samp_stable─┐
│           0.865 │
└─────────────────┘

varSampStable​

varSampStable